2011年8月29日月曜日

This Girl can dance


いま、日本でも放映されているアメリカズ・ベスト・ダンス・クルーに出演しているクルー、I.a.M.m.E.のオリビア・ゴンザレス嬢が可愛い。本当に可愛い。

こんなアイドル的なルックスで、

こんだけ踊れるって素敵じゃないですか。しかも今年、十五歳になったばかり!





I.a.M.m.E.のABDCでのパフォーマンス。リアーナの「S&M」ではチャチの魅力が炸裂。



「チャチ」って愛称もいい。語源はスペイン語の「ムチャチータ」。ムチャーチャがGirlで、彼女はLittle Girlっていう意味。
(SYTYCDシーズン5のパックマンことフィリップを含む)ヒップホップ・クルーのお兄さんたちに見守られて、すくすく成長している感じもいい。
 ベラ・ソーンのポテンシャルは認めながらも、「シェキラ!」に乗れなかったのは、やっぱり彼女がこれくらい踊れないからなんだよなあ。
 というわけでチャチはこれからスターになると思います! いや、既にそうなのかも。

2011年8月21日日曜日

営業報告


 来週から東京国立近代美術館で始まる「イケムラレイコ うつりゆくもの」の特設サイトに寄稿しています。
 「フラウ」の読書日記で取り上げた本は以下の通り。
 常盤新平『銀座旅日記』
 ヘレン・マクロイ『暗い鏡の中に』(傑作!!)
 アンドリュー・オヘイガン『マルチーズ犬マフとその友人マリリン・モンローの生活と意見』
 本谷有希子『ぬるい毒』
 「ケトル」では「ツリー・オブ・ライフ」について書いています。
 「Figaro」の銀座小特集で私のお気に入りの味を取り上げました。
 荒木飛呂彦先生による表紙が衝撃的な「Spur」のDVDコラムは新旧マリー・アントワネット映画について。
 「CDジャーナル」のアメリカ学園天国では改めて「学園映画」としての『ソーシャル・ネットワーク』について語っています。
 七月三十日に放映された週刊ブックレビューのランキングコーナーで、『イノセント・ガールズ』を紹介してもらいました。私が出た回の再放送も金曜日の午後12時からBSプレミアであるようです。

ホリー・ゴライトリーを演じるはずだった女優



 さて、新しい本のために来る日も来る日も『ティファニーで朝食を』のホリー・ゴライトリーについて考える日々ですが(嘘)、調べれば調べるほどに「原作のホリーのイメージはオードリー・ヘプバーンよりマリリン・モンローにぴったり」っていうのを、「正解」であるかのように振りかざすのは間違いだということに対する確信が高まってきます。 なるほ
ど、原作者のトルーマン・カポーティは映画化の際、ホリーの役に親しかったマリリンを推しました。後年はジョディ・フォスターの名前を挙げています。私はこの事実が逆にバイアスとなって、「ホリーはマリリン・モンロー」っていう先入観を育てているんじゃないかと思います。

 皆さん、トルーマン・カポーティは嘘つきなんですよ? 
 ホリー・ゴライトリーのモデルについては諸説ありますが、カポーティ自身にそのことを聞くと、結構トンでもないホラを吹いたことで知られています。

「…その身体はいかにも上品で細かったものの、彼女には朝食用のシリアルを思わせるような健康な雰囲気があり、石鹸やレモンの清潔さがあった。両方の頬には飾り気のないピンクの色が濃く差していた。口は大きく、鼻は上を向いていた。(中略)子供時代は過ぎていたが、まだ女にはなりきっていない顔だ。十六歳から三十歳のどの年齢と言われても不思議はない」『ティファニーで朝食を』

 これでマリリンが思い浮かびますか? あるいはジョディ・フォスターが? 

 事実、カポーティにマリリンを推薦されたプロデューサーも、彼の言うことがサッパリ理解出来なかったそうです。それにその頃マリリンは既に遅刻癖や不安定な精神状態のせいで、スタジオとしては使いにくい女優になっていました。映画の製作陣でマリリンを使うことに乗り気な人はゼロ。プロデューサーは「まったくセクシーでない女優にセクシーな役をやらせる」ことでホリーのイメージをつかもうとします。
 ちなみにオードリー・ヘプバーンはプロデューサーのセカンド・チョイスでした。どうせ断るだろうと思われていたのです。私も昔は、オードリーはミスキャストだと思っていましたが、今ではオードリーがホリーを演じたことには大変な「意味」があると思っています(これが次の本のテーマです)。

 では、プロデューサーのファースト・チョイスは誰だったのか? スケジュールの都合で実現しませんでしたが、彼女の名前を見たとき、膝を打ちました。そうだ、彼女がいたんだ
よ!!!!


















 200点満点の正解です。


 『ティファニーで朝食を』のリメイクというのは夢の企画らしく、何度かささやかれたことがありましたが、私の心の中では次にこの作品が映画化される時は、トルーマン・カポーティ自身である主人公をクリス・コルファーが演じることになっています。原作通りにナイーヴなゲイの少年と彼の憧れの女の子の物語にして欲しい。




 ちなみにカポーティはプロデューサーに最初に会ったとき、自分自身が主人公の役を演じるつもりだと言ったそうです。彼を怒らせたくないプロデューサーは「トルーマン、男の役はこの映画では添え物だ。君にはもっと目立つダイナミックな役が似合う」と説得。ちょっと考えてカポーティ、「そうね、僕にはもっと大きな役がふさわしい」何ならこのくだりもクリスに演じて欲しい。

 でも、いま現在、ホリー・ゴライトリーにふさわしい女優って誰かいるでしょうか? 90年代だったら、『KIDS』でデビューした頃のクロエ・セヴィニーが似合いそうだったと思うのですが…。誰がいいかなあと色々夢想してしまうのです。

2011年8月12日金曜日

SYTYCDシーズン8ファイナル


 今ひとつ締まらなかったファイナルのハイライト、どころか、シーズンで一番のルーティンと評判のスペシャル・タップ・ナンバー。振り付けが本人たちというところもいい!



 三人の身長のバランスで、思い出したのが『いつも上天気』。つまりジェスはマイケル・キッド。

 彼自身が唯一無二のアイドルとするジーン・ケリーから始まって、若い頃のジェームス・キャグニー、ダニー・ケイ、ジョエル・グレイ(ジェスは高校演劇で『キャバレー』のMCを演じて絶賛されている)といろんなダンサーと比較されるジェスのダンスだけど、私的にはやっぱりマイケル・キッドがしっくり来る。小柄で、パワフルで、表現が行き届いていて。やはりキッドと同じくバレエの基礎があるからかな。

 このルーティンもSYTYCDのUK版で優勝したマット・フリントが主役のはずなんだけど、シーン・スティラーというか、ちゃっかり自分のものにしてしまっている。空中で三回足を打ちつける大技や高いジャンプ、専業のタップダンサー二人にまったく劣らない足さばきも素晴らしいけれど、カフスを直す気取った仕草や、もうひとつおまけでジャンプするところとか、細かい身体表現で魅せるところが好きだ。

 これで今年の夏、(ネット越しに)テレビで彼を見るのはおしまい。どうやら(公言していないけれど)gleeのオーディション・オファーが来ているらしい。彼がgleeに出演出来たら盆と正月が一緒に来たような嬉しさだけど、大学を卒業することにこだわっているようだし(既にツアーで一学期を棒にふることが確定なので、春の学期から始めるらしい)、このルーティンを見るとやっぱりブロードウェイこそが彼の輝く場所だから、ニューヨークでやっていく方がいいのかなあ等と思ったり。ファンの立場でそんなことを考えてもしょうがない。彼に素晴らしいキャリアへの道が開けているのは間違いないので、今後も応援したいと思います。



2011年8月6日土曜日

gleeこぼれ話



 gleeのブリタニーことヘザー・モリスが五年前、「アメリカン・ダンス・アイドル」こと「So You Think You Can Dance」のシーズン2のオーディションを受けて、本戦直前で落ちたことは、日本では割と知られていない。

 彼女がgleeに出だした頃は、ラスベガス予選での最終日に審査員たちから落選を告げられて泣く映像が結構出回っていたが、今では全部フォックスにより削除されている。(オーディション番組としての見識が疑われるから?)かろうじて画像がいくつか残っているくらい。ヘザー・モリスはまさに「敗者」としてテレビに初登場したのである。

 現在、gleeには大量に「アメリカン・ダンス・アイドル」の出身ダンサーが出演している。彼らは番組で人気を集めた上位入賞者だが、gleeメンバーのバックか他校の「その他大勢」のダンサーの役しかふられていない。優勝者を含め、「アメリカン・ダンス・アイドル」に出場したダンサーの出世頭は間違いなくヘザー・モリスだ。

 もちろん、ダンサーにとっての花道は色々とあるので、「テレビで役がついて有名になった」ということが最上ではないという説もあるだろう。しかし、敗者の子供たちが輝く瞬間をとらえた「glee」の物語はヘザー・モリスの軌跡とも重なって、一層感慨深いのである。


2011年8月5日金曜日

営業報告



 現在出ている「波」で、トーマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』について書いています。ピンチョンを読んでみたい、でも難しそう…と思っている人は、最初にこれから読み始めるといいと思います! 最高に面白いですよ。
 いよいよ公開! 『モールス』のパンフレットに寄稿しています。大好きな映画です。コメントでも言ってますが、オリジナルの何倍も好きです。「クローバー・フィールド」でコンビを組んだマット・リーヴスの『モールス』とJ.J.エイブラムスの『スーパー8』は80年代の郊外を媒介として裏・表でつながっている映画なので、是非とも比較して欲しいです。郊外というネバーランドでは、エル・ファニングがウェンディであるのに対して、クロエ・モレッツはピーターパンなのです。
 シュプールの連載では、ニューヨークの一夜の恋の物語として『ジョンとメリー』と『キミに逢えたら!』を取り上げています。
 アンドリュー・オヘイガンの『マルチーズ犬マフとその友人マリリン・モンローの生活と意見』の書評が、共同通信から各紙に配信されています。

9月23日のプランタン銀座のエコール・プランタンにて「映画に見るプレッピー」という講座をやります。申し込みの受付はこちらから。ギンガムチェックのボタンダウンを愛する皆様、お時間がありましたら、是非いらして下さい。

2011年8月3日水曜日

Best Coast PV




 ドリュー・バリモア監督、クロエ・モレッツ、ミランダ・コスグローヴ出演と聞いて、期待マックスだったベスト・コーストのPV
 期待以上だった…三回見て、三回ともラストで泣いちゃったよ!
 ドリューが意識したのは「ウエストサイド物語」「アウトサイダー」だというけど、そこに「ウォーリアーズ」やパンク的な要素が入っているところが面白い。何よりこのロミオとジュリエットの物語の「呼吸」。ラストに壁のメッセージが明らかになる時のタイミングが本当に素晴らしいんだ。
 アーリア・ショウカットの出演も嬉しいし、「Teen Wolf」のタイラー・ポウジーはとんでもないラテン系キューティーでキュンと来た。クロエちゃんとのバランスからすると、彼、ちょっと小柄だよね?(←小柄男子萌え)
 同じキャストでドリューに長編映画を撮って欲しい!
 はっきり言おう、ドリュー・バリモアの才能はソフィア・コッポラのはるか上をいくと!