2011年7月29日金曜日

You are my inspiration



 最初から「傲慢」だとレッテルを貼られて、謙虚に謙虚にしていた子が最後に生意気で自信満々な自分を取り戻したソロ。

 今日の彼はとても素敵だった。ボトムを告げられて、「(ダンス)フロアで持てる力の限りを見せてやるよ、ベイビー」といって、郊外の高校生みたいなシャツを脱いでTシャツ一枚になり、粋がって喧嘩に行く50年代の不良みたいに肩にシャツをかけてステージを降りていったところは忘れない…。役者だなあと思った。過剰って言われても、これがブロードウェイ・スタイルなんだ!ってふっきれたような表情もよかった。

 落選したとはいえ、二週後のファイナルでは好評だったルーティンを踊ると思うけど、出来れば次は生の舞台で彼が見たい(映画やドラマでもいいけれど)。願わくば、彼の夢であるという『ウェストサイド物語』のアクション(ジェット団の喧嘩番長)や『コーラス・ライン』のマイク(ジェスにぴったり!)を演じられる日が来ますように。

 六月から七月にかけて、彼のダンスが毎週見られて本当に楽しかったです。本当なら来週まで残って私の誕生日に踊って欲しかったけれど…。



2011年7月26日火曜日

2006年以降の主なアメリカ学園映画

『ハイスクールU.S.A.』発売から五年。五年経てば高校の面子だって入れ替わる。
ということで、『ハイスクールU.S.A.』以降の主な学園映画をまとめてみました。



・アート・スクール・コンフィデンシャル
・アメリカン・ピーチ・パイ
・モテる男のコロし方
・ようこそ☆落ちこぼれカレッジ
・レッスン!
・白雪姫と七人のオタク
・ジュノ
・スーパーバッド
・チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室
・ブリック
・ミスター・ウッドコック
・Rocket Science
・アメリカン・ティーン
・キューティ・バニー
・処刑教室
・ダイアナの選択
・トワイライト 初恋
・ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムーヴィー
・プロム・ナイト
・ロック・ミー・ハムレット
・愛しのベス・クーパー
・ジェニファーズ・ボディ
・セブンティーン・アゲイン
・ドラゴンボール エボリューション
・Easy A
・キック・アス
・グレッグのダメ日記
・ソーシャル・ネットワーク
・トゥエルヴ
・スクリーム4 ネクスト・ジェネレーション
・アイ・アム・ナンバー4
・Prom

なお

・キミに逢えたら!
・アドベンチャー・ランド
・ローラーガールズ・ダイアリー

といった主軸が学園でないものをここに含むかは考え中。
あなたの「ここ五年の学園映画のベスト3」をTwitterで教えてくれると嬉しいです。タグは#アメリカ学園映画 で。

2011年7月25日月曜日

似ている





 ジェイソン・ビッグスとジェス・レプロット。

 2人ともニュージャージー出身でイタリア系、カソリック。なのにユダヤ人に見える。筋肉質。小柄なところも同じ…と思ったら、ジェイソン・ビッグスは177センチあるのか(←あやしい)。ジャージーで地元の公立高校に通いながら、ブロードウェイで子供時代から活躍していたという点でキャリアも似通っている。
 願わくばジェスに彼の『アメリカン・パイ』『恋は負けない』がありますように。

 学園映画のナードな主人公みたいなパフォーマンス。欽ちゃんジャンプではけていくところが最高だ。



『恋は負けない』、本当に可愛い、いい映画!



2011年7月16日土曜日

今年のアイドル


 マイケル・セラやジェシー・アイゼンバーグやアーロン・ジョンソンやオードリー若林や田宮二郎への愛は一旦置いといて、
 私の現在のナンバー1アイドルはこの子です。


 現在、アメリカで放映中のSo You Think You Can Dance(アメリカン・ダンス・アイドル)に参戦中のJess Leprotto君十八歳。

 シーズン5の一押しだったエヴァン・カスプルザックと同じくブロードウェイ・スタイルのダンサーですが、本戦に進んだら全然応用が効かないタイプであることが判明し、どんどん輝きと自信を失いつつ、人好きする風情だけでファイナルまで勝ち進んだせいでアンチから叩かれまくり、彼を好きだった人々の胃を痛くさせたエヴァン君と違って、彼は本当に踊れる、出来る子なんです。

 ただ、第一印象からみんなの心をとらえたエヴァンと違って、ジェスはオーディションでの好感度はゼロだった。緊張のせいか、いきりすぎて踊っている最中は全編ドヤ顔。いかにもミュージカル・シアター専攻ですというクセのある話し方とパーソナリティ……一言でいうと「男レイチェル」だったのです! 
「生理的に受け付けない」「あのドヤ顔に一発お見舞いしたい」という意見が炸裂する中、抜群の技術でトップ20に選出されましたが、トップ20のお披露目放送でもいいところなし。組まされた男子が身長190センチはあろうかという王子様タイプのルックスのタップダンサーで、彼の横で髪の毛真ん中分けにして白いタキシードを着ていきりまくってタップをする推定身長167センチ(いや、もっと低いかもしれない)のジェスは、本当に冗談のようにしか見えませんでした。→画像

 本戦が始まっても、パートナーのラテン美女は明らかに自分よりチビな男子と組まされたことが不満の様子で、2人の相性は最悪。いきなりのボトム3入り。でも、この時のソロが良かった! 



 小柄だけどバランスのとれた体つきで、ブレないセンター、きれいなジャンプと足さばき、何よりも音楽性。グループダンスでも、すらりと背の高いコンテンポラリー・ダンサーに負けていない。(一分十八秒を過ぎたあたりから俄然目立ち始める)小柄なダンサーらしい、コントロールされたバネのある動きが気持ちいい。

 パートナーとの息もようやく三週目のフォックストロットあたりから合ってきて、四週目のコンテンポラリー(何故衣装が省エネルックなのかという疑問はさておき)で人気ペアの仲間入り。



 この間はそのパートナーと組んで最後の回だったのですが…このリリカル・ヒップホップ(SYTYCDの中にしか存在しない特殊分野)はダサいが、「美人コンテストに落ちたかプロム・クィーンに選出されなかったかしてアイデンティティ・クライシスに陥った学園女王と、四年間彼女に片思いの美術部男子」の学園映画だと思えばいい。そして2人はプロムで一緒にジャイブを踊ったのです。パワーハウス! (細かい失敗はあるが)エネルギッシュでいい踊り。これでハッピー・エンド。放送終了後のインタビューでも、2人がようやく仲良くなったことが伺えてほっとする私なのでした。

 無事にトップ10まで進みましたが、彼のファンが言うことはみんな同じです。出来ればファイナルまで(それが無理なら同郷ニュージャージーのレディー・ガガが審査員に来る回まで)いってほしいけれど、優勝しなくていい(今年はジェニファー・グッドウィンそっくりのかわいこちゃん、メラニー嬢で優勝はほぼフィックスだし)。彼を「glee」のシーズン4に!
 SYTYCDのOBOGがダンサーとして大挙出演するgleeですが、彼はむしろメインのキャストがふさわしい。踊れるだけではなく、歌えて演技も出来る。ブロードウェイで子役として活躍して、「ボーイ・フロム・OZ」では(二週間の代役とはいえ)ピーター・アレンの子供時代を演じたというエリート。SYTYCD前は「バイ・バイ・バーディ」のリバイバル公演に出ていました。リア・ミシェルほどではないにしても、同じ「ブロードウェイ・キッズ」(ジェシー・アイゼンバーグも輩出したブロードウェイの子役からなるキッズ・ミュージック・グループ)出身のジェナ・ウィシュコウィッツ(ティナ)と同じくらいの舞台実績はある。是非ともライアン・マーフィーにピックアップして欲しいものです。

 この間高校を卒業したばかり(九月から大学生)で、まだ若いし、学園映画にも出て欲しい。若い頃のベン・スティラーにもちょっと似ている。『待ちきれなくて…』でセス・グリーンがやった役みたいなポジションで出たらはまると思うなあ。ウザいウザいも好きのうち。そんな役で。

2011年7月4日月曜日

六月前半のベスト10/Apres Un Reve/Sandrine Piau


「夜」「夢」をテーマにしたサンドリーヌ・ピオーの歌曲集。この清純な声! シュトラウスの「あすの朝」からフォーレの「夢のあとに」への流れはまるで天国…。寝しなに聞いたら甘い夢が見られそうなほど、優しい。乙女は是非とも彼女のアルバムを一枚、CD棚に常備しておいて欲しい。

六月前半のベスト10/パウル・クレー おわらないアトリエ

 今更印象派なんて言うなかれ。十九世紀終わり~二十世紀初頭の世界の美しさ。女たちの衣装や川遊び、ピクニックなどの風俗も楽しい、光に満ちたいい展覧会だった。アメリカ的微意意識のフィルターを通して選ばれた作品であることも興味深い。特にメアリー・カサットの作品は全部素晴らしかった。たおやかで、鮮やかで。彼女のこと、もっと知りたい。そして犬ピンは今年上半期の展覧会物販物ベストワンである。


2011年7月1日金曜日

六月前半のベスト10/パウル・クレー おわらないアトリエ



 国立近代美術館にて。

 一度描いた絵をひっくり返したり、切り離して二枚の絵にしたり、部分だけを抜き出して作品として使ったり。パウル・クレーのグラフィック感覚がよく分かる、知的なアプローチの展示で興味深かった。会場の構成も面白い。作品クレジットをパネルに留めた細いピンの色の配列にまでこだわっている、細部が行き届いた展覧会だ。


六月前半のベスト10/トニー賞授賞式

トニー賞やアカデミー賞に出ているときのヒュー・ジャックマンが好きだ。つまりは歌ったり踊ったりしている彼が。
ニール・パトリック・ハリスとのデュオは最高だった。