美しいクロス装丁で乙女たちをキュンキュンさせたペンギン・クラシックのシリーズ。第二弾が出るそうです。



うおおお、『エマ』『若草物語』(ハサミ!)『不思議の国のアリス』『白衣の女』…欲しい。正直全部欲しい。オースティンは全巻出す気なのだろうか。そして、このシリーズはいつタワー・ブックスに入るのだろうか。前は六冊大人買いをした。お財布が痛かった。
美しいクロス装丁で乙女たちをキュンキュンさせたペンギン・クラシックのシリーズ。第二弾が出るそうです。



うおおお、『エマ』『若草物語』(ハサミ!)『不思議の国のアリス』『白衣の女』…欲しい。正直全部欲しい。オースティンは全巻出す気なのだろうか。そして、このシリーズはいつタワー・ブックスに入るのだろうか。前は六冊大人買いをした。お財布が痛かった。



先週行った、庭園美術館の「ステッチ・バイ・ステッチ」展は本当に良かった!
今のところ、今年のベスト展覧会。
少女の心や皮膚に巣くうグロテスクで美しい奇病のような村山留里子の作品もよかったし、手塚愛子、吉本篤史の作品が本当に素晴らしかった。
展示されている作品を見て思い出したのが、数年前にクィーンズのP.S.1で見たジェシカ・ランキンの作品。彼女はオーガンジーの布地に天気図のような、星座表のような、植物図鑑のような“思考地図”を刺繍で縫い込むアーティスト。

Hour to Hour(from The Saatchi Gallery)
布や紙にプリントした地図に自分が歩いた跡を縫い込んでいく秋山さやかの作品との同時代性を感じる。
ジェシカ・ランキンは今年も展覧会をやった模様。また実物が見たいなあ。

『MAD MEN』(風俗やファッションを見ているだけでメロメロにあるドラマ)に主演のジャヌアリー・ジョーンズが表紙の『Interview』は買いかなあ。ベネチア・ヴィエンナーレに出品した作品について、ミランダ・ジュライがインタビューを受けているから。

(Interview Magazine via It's Nice That)
横浜トリエンナーレの「廊下」も素晴らしかったけれど、これまたやられた感じ。
野外にある彫像、顔ハメ看板、かぶり物などを来場者が使い、それを写真に撮って完成するアート。
二人の人間がそこに立ってハグするようになっている台のメッセージを読んで、ちょっと涙ぐんだ。
「私たちは他人同士です。ただ、この写真のために抱擁しているに過ぎません。撮影が終わったらさっさと立ち去るつもりです。もうすぐ終わるところなんですよ」
人との一瞬の邂逅が持つ輝き、せつなさ、皮肉といった要素をこうもチャーミングに表現されては本当にお手上げです。
インタビューでミランダ・ジュライに質問しているのは、シンディ・シャーマン、スパイク・ジョーンズ、デイヴ・エガース、ミシェル・ゴンドリー、ジョージ・サウンダーズ、ジャーヴィス・コッカー、キャット・パワー、ジョアンナ・ニューサム、ジョナサン・レサム…。音楽、映画、アート、文学、ミランダったら全方位アイドル!
ニューヨーク・タイムズにモリー・リングウォルドが寄せたあまりに感動的なジョン・ヒューズの追悼文に続いて、ワシントン・ポストがヒューズ縁の人物の追悼文を載せた。
ジョン・ヒューズの高校時代の友だちであり、フェリス・ビューラーのモデルといわれているエドワード・マクナリーの文章である。
なるほど、(彼の言っていることが本当ならば)、高校時代に彼とヒューズの間に起こった出来事のいくつかは『フェリスはある朝突然に』のプロットのヒントになったようだ。
で、リアル・フェリスであるところのエドワード・マクナリーは高校後、どんな人生を歩んだのか。彼は若くして父ブッシュのスピーチ・ライターとなり、後にイェール大学時代にスカル&ボーンズの絆で結ばれた親友である息子ブッシュ政権下で国土安全保障省の法律顧問を務めたのである。
さすが世渡り上手のフェリス……しかし今は汚職で逮捕された元イリノイ州知事ジョージ・ライアンとの癒着等で調査を受けている「疑惑の人」である。なに、その『はいすくーる白書』も真っ青な後日談は。
追悼文も、ヒューズとの個人的な思い出話というよりは、バーバラ・ブッシュのスピーチを作成するときに『フェリス』のセリフを引用したとか、自分に疑惑の目を向けられた時にフェリスのレッスンを思い出したとかそんな話ばかりで、後半は通り一編な感じでヒューズを讃えているだけ。何の心もこもっていない。
この人は自分のキャリアのことだけが大事で、かつての友の偉大さにちっともピンときていないのだ。
「今となってはルーニー校長が気の毒だ」「お前なんかフェリスじゃない」といった感想がネットにおどるのも無理はないよ。





(form New york times)
友人が、ジョン・ヒューズについての素晴らしいエントリを教えてくれた。
85年から87年まで、ジョン・ヒューズと文通していた女子の話である。
http://wellknowwhenwegetthere.blogspot.com/2009/08/sincerely-john-hughes.html
ジョン・ヒューズが当時高校生であった彼女に丁寧に接してくれたこと、そして97年、職場にかかってきた最初で最後の電話…。
自分がハリウッドにいたら、一体人生において何が重要で、何が幸せなのかということの意味を息子たちが取り違えてしまう。そして大事な友だちであるジョン・キャンディをハリウッドは殺してしまった。
そう言って、彼は映画界から退いていった。
この誠実さは痛ましく、悲しい。
彼女の手紙を大事にして、「僕はアリソンのためにこの仕事をするんだ」と何かにつけて彼女を想いだしたこと…。
ジョン・ヒューズは彼女を代表とするティーンの観客、ただ彼らの思いだけをモチベーションにして映画を作っていたのだ。

