2009年6月30日火曜日

表紙の小鳥たち




 文芸誌GRANTAの夏に出る最新号。最近気になっている作家、メイヴィス・ギャラントのインタビューが掲載されている。インタビュアーはジュンパ・ラヒリ。



 こちらは詩人、アリス・フルトンの小説集のペーパーバック版。家族の歴史をヒントに書かれた連作短編集だそう。映画『抱きしめたい』を愛する者としては、「The Real Eleanor Rigby」(このタイトル!)という一編に心が惹かれてしまう。六十年代、ビートルマニアの二人の女の子がラジオ・コンテストで手にしたご褒美は、ビートルズの楽屋訪問atシアー・スタジアム! でも、お堅いママが付き添いで行くことになって…という話だそう。カレン・ジョイ・ファウラーも絶賛。

2009年6月28日日曜日

私が好きなマイケル

 いちばん好きなのはこの曲かなあ。胸キュン・ミディアム。



 MTVで彼のPV特集をやっていたけれど、今なら『Off The Wall』時の整形で、いや、ジャクソンズの時のルックスで充分スーパースターになれたんだよね。カワイイもの。というか、仮想ボーイフレンドになりうるのも、まともなラブソングを歌っているのもこの頃までというのが真実。

2009年6月23日火曜日

バーの常連たち

 サラ・ストルファーはフィラデルフィアの大学で写真を学ぶかたわら、長いことバーでバーテンダーのアルバイトをしていた。
 04年、彼女はバーの常連たちの姿を撮った連作シリーズで、ニューヨーク・タイムズ・マガジンが行ったフォト・コンテストの優勝を勝ち取る。
 そのシリーズが七月に本になる。



 序文はジョナサン・フランゼン。
 ジェイ・マキナニーはこの写真集について「ジョイスの
『ダブリナーズ』やレイモンド・カーヴァーの『頼むから静かにしてくれ』といった素晴らしい短編集を思い起こさせる」と言っている。
 この並びが誉めているせいか、フライング発売している米国版のアマゾンでは、写真ファンよりもむしろ文学ファンがこの本を買っているようだ。
 なるほど、真夜中にお酒をちびちび飲みながら眺めるのにぴったりの本にみえる。96ページというボリュームもいいし、是非とも欲しい。
 孤独な夜を感じさせる連作シリーズの一部はこちらで見られる。

2009年6月21日日曜日

どうもありがとうございます

 プランタンの講座、無事に終わりました。
 話に出てきた、『ワイルド・パーティ』そっくりのピペッツのPVはこちら
 そして、『ワイルド・パーティ』でキャリー・ネイションがのし上がっていく様子を彷彿とさせる『プシーキャッツ』のシーン。




 今回準備をしていて発見したことは、『ゴースト・ワールド』と『ミナ』がすごく似ているということ、そして『なまいきシャルロット』と『ウェルカム・ドールハウス』も近似値であるということです。フランスに行くと話がお洒落になるな…。ルル役の子がその後、フツーに女優として活躍している事実にも驚いた。
 私的にツボな女子の集団と暴走が出てくる最近のPVといえばコレです。これこれ、こういうのが映画で見たい。彼女たちの部屋に貼ってあるポスター類も最高。今日見せた女の子たちの部屋もみんな壁にベタベタ貼ってあるものがいちいち良かった。


2009年6月17日水曜日

営業報告

 現在発売中の「GINZA」に載っているレベッカ・ブラウン×川上弘美の対談にこんな発言が!

「アメリカで最近出たタオ・リンの『Eeeee Eee Eeee』という小説もそれに近いですね。フリーターとして暮らし、人間関係を持とうとしない少年が主人公。どれだけ登場人物が無感情になれるかという追求が、怖いくらいおもしろい。すぐれた作家です」 (レベッカ・ブラウン)

 タオ・リンの『イー・イー・イー』は、来月17日、河出書房新社より発売予定です。


2009年6月14日日曜日

営業報告

 藤原編集室の新刊情報、早っ

 プランタンのブログに、来週の講座についてのっています。

2009年6月13日土曜日

営業報告

 大きな仕事が(一応)終わりました。ぼちぼちそれについても告知していきたいと思います。
 その前に。
 エコール・プランタンの講座が来週末に迫ってきました。
 始まるギリギリまで予約を受け付けております。
 現在、素材を編集して、当日に見せるものを鋭意制作中です。
 テーマは「女子の友情映画」。
リンク先のpdfに3ページ目にくわしい情報が載っています。6月21日の14:00〜16:00で、受講料は三千百五十円です。
 電話でのお申し込みは03-3567-7235まで。
最近見た「女子の友情映画」で良かったのはコレ。思った以上にあったかくてジーンとくる作品だった!


 「本の雑誌」の新刊レビューと「FRaU」の読書日記で取り上げた本は以下の通りです。

『犬たち』レベッカ・ブラウン
『イエメンで鮭釣りを』ポール・ドーティ
『最終目的地』ピーター・キャメロン
『f植物園の巣穴』梨木香歩
『訪問者』恩田陸
『花模様が恐い』片岡義男
 久しぶりにピーター・キャメロンの新作が読めて嬉しかった。五月にはいつもこういうのを読みたい。図書館で借りて読んだ『うるう年の恋人たち』は大好きな本なので、どこかの古本屋でばったりあったら買う。『ウィークエンド』も。
 ドン・ルースの『ハッピー・エンディング』を見たとき、「まるで『うるう年の恋人たち』だ!」と思ったっけ。共通点は二人ともゲイ作家だということか。ビター。でも泣かせる。


 『ダーク・ナイト』でギレンホール姉の悪口言ってる人は、みんな『ハッピー・エンディング』での素晴らしい彼女を見るといいんだよ! 
『ハッピー・エンディング』で「素顔のままで」をギレンホール姉が歌う、本当に泣かせるエンディングはこちら。ドン・ルースの映画ではリサ・クドローも常に素晴らしい。
 『クイック・ジャパン』では、料理界二世の番組について短いコラムを書いています。


2009年6月10日水曜日

R.I.P.

 ケニー・ランキンが亡くなった
 まだ信じられない。

 





 この曲が大好き。
 メル・トーメのバージョンも。フラン・ジェフリーズのバージョンも。
 村上春樹は
「4月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて」を書いていた時、(誰のバージョンかは分からないが)この曲を聞いていた、という確固たる妄想が私の中にある。
 ご冥福をお祈りします。

2009年6月8日月曜日

ガールズ・パンク・ロック・ムーヴィ

見たい映画。


Desperate teenage lovedolls

予告編



 80年代に制作された超低予算映画は、パンク・ロック版『ワイルドパーティ』!
 家出したパンク少女たちはギャングやライバル・バンドと戦い、悪徳マネージャーに搾取されながらも、最後に栄光を掴むのだった…! 後半のプロットで分かるとおり、ランナウェイズの話を下敷きしているようだ。
 レッド・クロスが音楽担当のみならず、出演までしている映画、そして無名時代のスラッシュが出ていることでも知られている。


Ballad of Love Doll/Redd Kross


 続編の『Lovedoll Super Star』も見たい!




  サントラは現在、アイチューンズ・ミュージック・ストアでも購入可能。

2009年6月7日日曜日

ブロードウェイ兄弟

 今年の私のリアリティ・ショウ・アイドルはSytycdのEvan Kasprzak君です。

 

 カスプ…カスプ…カスプルザック? ポーランド系の名字らしいが。
 昨年、トップ20入りをギリギリのところで逃して以来のファンでした。
 何せ彼のダンスって、オールド・ハリウッド・スタイル!
 こういうブロードウェイ・タイプのダンサーって大勢いるのかと思いきや、この番組ではエヴァン君くらいしか見たことがない。
 今年は振付師であるお兄さんのライアンと共にオーディションに登場。






 あんまり男子の関係性に萌えない私が、この二人の兄弟愛にキュンキュンきてしまったのでした。だって二人とも可愛い! 兄はハンチングと蝶タイ、弟はソフト帽とネクタイがトレードマーク。Tシャツの柄もちゃんと蝶タイとネクタイ! 「夢はまだ終わっていない」「兄弟二人で一緒の番組に出るんだ」って、泣かせるなあ。本当に仲がいいんだなあ。
 そして残酷でドラマティック、涙・涙の結末…。「まるで古いハリウッド映画のようだ」 行ってこい、と云うかのように泣いている弟の背中を押して、ベスト20入りを喜び合う勝者たちのもとへと送り出す兄…。
「なんで二人とも番組に出さないんだ!」「○○イラネ。代わりにカスプルザック家をもう一人!」と番組のファン・サイトとスレッドが荒れた一日だった。
 そんなわけでエヴァン君には是非とも優勝してもらいたい。通っている芸術大学の学費も高いようだし。しかしその大学の発表会ビデオで、エヴァン君が歌えることも判明した。
 主演短編映画「After Hours」。振付は兄ライアン。
 お兄さんのライアンは日本のCMに登場。タップしているハンチング帽のダンサー、いた!

2009年6月2日火曜日

ウィスキーがお好きでしょ

 この間、東京芸術大学美術館の「資生堂・サントリーの商品デザイン展」に行ってきました。



 6月1日までだったのね。無料の展示会・最後の終末・キャッチーな企画ということで、会場の外に列が出来ていました。本当にそんな理由で? 館内に入って納得。ひとつひとつの商品のキャプションが充実していて、きっちり読んでいく人が多かったからです。資料的にとても充実していたので、パンフレットも買いました。

 資生堂のパッケージ・デザインは有名で展示会も資料も多いけれど、サントリーはちょっと新鮮だった。角瓶やオールドの通称「ダルマ」などは、戦前の発売当初から原型が完成していた、大変に優秀なデザインであることが判明。資生堂もサントリーも私たちよりもひとつないしふたつ上の世代のための御用達ブランドという印象があるけれど、昭和五十年代以降は発売を覚えている物・実際にお世話になった物が並んでいて、ノスタルジーを感じました。デザインという切り口で見直してみると、また新鮮。ワンシーズンくらいで消えてしまった清涼飲料のSASUKE、今見ると市松模様が2トーンのジャケットみたいでいい。懐かしいCMはこちら

 さて、ここのところ毎年のように「ウィスキーの復権」を目指して色々と仕掛けては失敗してきたサントリーですが、今年のハイボール人気は本物らしい。

 ウィスキーをソーダで割ったハイボールは、昭和三十年代の日本映画や小説にかならずといっていいほど登場するカクテルで、さっぱりしておいしそうだなあと思っていました。ビールよりも割安でカロリーも低く、かつ飲みやすい(らしい)ということで、我が家も(生まれて初めて)角瓶を買ってきて、ハイボールを作りました。あらおいしい。昭和の味。

 今日はこちらのページを見て作ったジンジャーエール・シロップを使って、ジンジャーエール割りにすることにします。

 ジンジャーエール・シロップも自分で作っておくと便利。お砂糖と水、ショウガの薄切りをコトコト煮て、漉しておくだけ。冷蔵庫で二〜三週間は保つそう。ソーダで割って、お好みでミントの葉やレモンを加える。ウィスキー以外では、ウォッカを加えてもイケます。