2009年3月30日月曜日

営業報告

 現在発売されている「波」に角田光代『くまちゃん』の書評を書いています。

 プランタン銀座、エコール・プランタンの一日講座は現在受付中です。
 テーマは「女子の友情映画」。
リンク先のpdfに3ページ目にくわしい情報が載っています。6月21日の14:00〜16:00で、受講料は三千百五十円です。
 電話でのお申し込みは03-3567-7235まで。

学園物関連本


『COLUMBINE』Dave Cullen


 Henry Sense Yeeによるカバーのデザインが素晴らしい。
 シンプルだけど、インパクトがある。遠くに見えるコロンバイン高校の校舎が牢獄にも、クリーンな病院にも見える。死の気配を感じさせる。
 この表紙にいたるまでのデザイン案を、Henry Sense Yeeがブログで公開している。興味深い変遷。

著者による本の紹介。


 コロンバイン高校の事件から、十年経ったのだ。

 もう一冊。
 ヤング・アダルト本の
『Thirteen Reasons Why』が現在ティーンの間ですごい人気という話をチラホラ読んで、取り寄せようかどうか迷っていたら何と翻訳が出た。

『13の理由』ジェイ・アッシャー

 自殺してしまった少女が残した七本のテープ。死後、彼女を想っていた少年に届いたそのテープから、彼女の自殺の理由が明らかになっていく。
 You Tubeの予告編でヒロイン、ハンナ・ベイカーの声を担当したのは、『ジュノ』のオリヴィア・サルビー。



2009年3月28日土曜日

野菜




 先週、外苑前のRoyal Garden Cafeで開かれているファーマーズ・マーケットに行った。

 戦利品を入れているのは、昨年金谷ホテルに泊まった時に買ったエコバッグ。

 帰って湿らせたキッチンペーパーなどで巻いて冷蔵庫にしまう。冷蔵庫においしい野菜があると心が豊かになるねえ。

 ネギはオリーブオイルを塗ってグリルで焼き、塩で。

 大根は千切りにして砕いた松の実をあえて。

 ニンジンは茹でて崩した木綿豆腐とナンプラーで白和え風に。

 そして蒸し野菜。


 崩した豆腐と練りごま、味噌などを混ぜて作ったディップ、そしてプロシュート。蒸した菜の花にプロシュートを巻いて食べるとまじでうまい。



 苺。薫り高くて甘かった。

 今週も行く予定。

2009年3月27日金曜日

欲しい

 私のはぐノート。

karin Erikssonの新作。Design Spongeより。



Lorena Barrezutaの食器


 Lushシリーズより

 Freshのシリーズもかわいいけれど、この渋い色遣いに惹かれる。プラムやオリーブ・グリーンのもいいなあ。

 それにしてもロレーナさん美人過ぎる! Design Spongeでココナッツ・フランのレシピを披露するロレーナさん。だから美人過ぎるって!

2009年3月26日木曜日

素敵なプレゼント

 二年以上続けてきた池袋コミュニティ・カレッジの読書会も、今回で一旦終了。
 受講者の方にすごいプレゼントを最後にいただいてしまった。

 こんなの作者のTao Linだって貰ったことがないと思う。
 自分の名前で毎日のようにブログサーチをしているタオ・リン、このページに辿り着いたらびっくりすることだろう。
 この熊はお花なんか持っていて、小説世界の熊よりもラブリーで幸せそう。
 何で私にこのケーキかって? それはまたその内。

Bromance

 昨年あたりからよく耳にするようになった言葉。アメリカ英語のスラングとしてはもう定着したといっていいのかな?
 Brother+Romance=Bromance
 ホモ・エロティックというよりは、ホモ・ソーシャルな、バディ的な関係にある男子二人の絆を表すのに使う。
 しかし友情というのは常にエロティックな面を持つ。
 現在、アメリカでスマッシュ・ヒット中、批評家筋にも評判のいいコメディ、『I Love You,Man』のワーキング・タイトルは『Bromance』だった。

『I Love You,Man』予告編



 ポール・ラッド演じる主人公には、親しい男友達がない。ガール・フレンドと楽しくやっている分には別にどうということはなかったが、結婚という段になってさて、困った。ベストマンをやってくれる男子が見当たらないのだ。アンディ・サンバーグ(今年のMTV映画賞ホスト!)演じるゲイの弟のアドバイスに従って男友達を作ることにしたのだが…。友情って愛じゃないか! ではその愛は女子に捧げるものとどう違うんだ? というお話。
 ラッドとジェイソン・シーゲル、主演二人がアパトー・ファミリーだから勘違いしそうだけど、実は微妙に(やはりポール・ラッドと縁がある)コメディ・グループ「Stella」周辺のスタッフの映画。ラッドにディープ・キスする「デート相手」は「Stella」がもともと所属していた「State」の元メンバーのトーマス・レノンだし。「Stella」のデヴィッド・ウェインが撮ったラッド主演の「Roll Models」に「マクラヴィン」が出るなど、ラッドを仲介役として「Stella」とアパトー組は連帯しつつあるということか。
 フラットパックもそうだけど、コメディ集団ってのはホモ・ソーシャルな色合いが強いものだ。アパトー・コメディも『スーパー・バッド』はセスとエヴァンの、『スモーキング・ハイ』はセスとジェイムス・フランコのブロマンス映画だし。
 ブロマンスもいいけれど、異性という他者とのロマンスなしに成長はないんだぜ、というのが親玉アパトーの映画の基本メッセージである。

日本で今、ブロマンスという言葉が一番似合うのは多分この人たち

2009年3月25日水曜日

お出かけメモ

 7月28日から東京都現代美術館でメアリー・ブレア展
 ぜえったい行く!
 ディズニーのファンかどうか微妙だけど、メアリー・ブレアは本当に好き。
 ディズニーの「かわいい」は、いやもうアメリカの「かわいい」はメアリー・ブレアが作ったんだと断言したくなるほど。
 これを機会に眺めるだけで満足していた彼女のアート・ワークス集をきちんと読んでみよう。どうやら晩年はアルコール中毒だったらしく…。まあくわしいバイオが入った目録が発売されることでしょうが!
メアリー・ブレア・ワークス



 私は今、これを見ながら有楽町のハンターで「イッツ・ア・スモール・ワールド」のレコードを買わなかったことを猛烈に後悔している。各国の音楽を取り入れたゴージャスなアレンジ。レコードにはブックレットがついていたはずだ…。
 そして猛烈に「イッツ・ア・スモール・ワールド」に乗りたくなった。ネズミー・シーは取材で三年ほど前に行ったけれど、ネズミー・ランドには二十年以上行ってないのではないか。「イッツ・ア・スモール・ワールド」だけでいんだけど。そしてユニバーサル・スタジオ、「E.T.」のアトラクション終了ってひどくない? あれだけを目当てに行くつもりでいたのに。自転車で空を飛びたかったよ。

2009年3月24日火曜日

訃報

 シルヴィア・プラスとテッド・ヒューズの息子、ニコラス・ヒューズが自宅で首を吊って自殺した。

 47歳。水産生物学者である彼は長い間鬱病に苦しめられていたという。

 彼は母の作品と死について口を閉ざし、公の席で語ることはなかった。

 母親のシルヴィア・プラスが自宅のガス・オーブンで自殺した時、彼は一歳。

 それから六年後、今度は父親が再婚した女性が彼の腹違いの妹を道連れにして、シルヴィアと同じ方法で自殺している。

2009年3月23日月曜日

営業報告

 関西の方にはお馴染み「Savvy」で、今号から小さなコーナーが始まりました。「山崎まどかの最新リリースDVD秀作ハンティング!」
 第一回目はだからそんな邦題じゃ『ブライヅヘッドふたたび』だって分からないってばの
『情愛と友情』。サブはアラン・ベネットの同名戯曲の映画化作『ヒストリー・ボーイズ』。それぞれの映画のメイン・キャストが『ある公爵夫人の生涯』に出ていました。『いまを生きる』なんぞ吹き飛ぶくらい、冷徹に、シニカルに、だけど愛を込めて「本当の教育」ということを描いた『ヒストリー・ボーイズ』についてはもうちょっとくわしく書いてみたい。
 「CDジャーナル」の「アメリカ学園天国」のお題は『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談所』
『キミに逢えたら!』という投げやりな邦題でDVDスルーの『ニックとノラの無限大プレイリスト』(←こっちのタイトルを推していく予定)について。カット・デニングス祭り。後者は疵があるにせよ、それは瑞々しい青リンゴについた疵なのだ!と言い切りたくなるような愛しい傑作なので、やはりもうちょっとくわしく書きたい。
 PR誌「アスペクト」の「彼女のリトル・キングダム」はバーレスク最後の女王にしてアメリカ最初のポルノ・スター、キャンディ・バーについて。壮絶としか云いようのない人生だけど、私はなるべくポジティブに彼女のことを書きたかった。裸一貫でやってきたたくましいひとだもの。しかしトピックスが多すぎて、後半生のハイライトはばっさり切らざるを得なかった…。彼女はミッキー・コーエンだけではなく、JFK狙撃犯のオズワルドを撃ち殺したジャック・ルビーとも深い関係にあったのだ。色々とダラスの黒歴史を背負っている女性。でも可愛いよね。日本でもベティ・ペイジくらいの知名度はあってもいいはずなのに。

キャンディ・バーのストリップ・ダンス



 プランタン銀座のエコール・プランタンでの一日講座は現在受付中です。 テーマは「女子の友情映画」。リンク先のpdfに3ページ目にくわしい情報が載っています。6月21日の14:00〜16:00で、受講料は三千百五十円です。電話でのお申し込みは03-3567-7235まで。

2009年3月21日土曜日

小憎たらしいBen Greenmanの本

 最近、すごーく欲しくて手に入らない本があった。 Ben Greenmanの『Correspondences』の限定版である。
 「文通」という題名にちなんで作られた美しいレター・セット・ボックス仕様のパッケージで、便せんなどに印刷されて六本の短編小説が収められている。付属の葉書の空欄を読者が埋めて出版社に投函することで完成する参加型プロジェクトの小説も一本。
 これだけでも充分にこじゃれていて小憎たらしいのに、今度はJack Spadeと組んで更にお洒落なことをやり始めた。彼のショート・ストーリーが表紙に入っている限定版のパスポート・カバーである。ブラック・レザーのカバーに白い文字でパスポート・サイズの物語が刻まれている。お値段六十ドル。
 『Correspondences』が全て文通にまつわるストーリーであったのと同じく、三種類あるパスポート・カバーに書かれている超短篇のテーマはもちろん旅だそうだ。
 ベン・グリーンマンは69年生まれのユーモア作家。彼の作品はMcSweeney's等に数多く掲載されている。「ニューヨーカー」のスタッフ・ライターでもあって、この間もウェブで読んでいて「アメリカン・アイドル」の現シーズンのコンテスタントたちに架空のお題で「ヘアー」を歌わせるという妄想エッセイが面白いな、と思ったら彼の記事だった。
 最新作はタオ・リンの『Eeeee Eee Eeee』を出版したMelville House Publishingから出る長編小説『Please Step Back』


2009年3月20日金曜日

ティム・ガンがあなたの街にやって来る


 現在、Kate Spadeの地方店を巡ってキャンペーン中

 100ドル以上お買いあげで(そんなに安くていいのか!)ティムと一緒に写真が撮れるそうです。羨ましい。と、東京には来ないんですか?

 それにしてもこの写真のティム・ガンはキュート。

2009年3月19日木曜日

ミランダ・ジュライにインタビュー

 現在、FRaUに載っているミランダ・ジュライのインタビュー。
「FRaUの読者に分かり易くミランダ・ジュライを紹介する」という使命を含んだ文章だったので、こぼれちゃった答がありました。
 せっかくだからここで紹介したいと思います。
(小説を書くということについて)
「アートやパフォーマンスや映画で感じた、かゆいところに手が届くというようなところまで、小説ではまだなかなか到達出来ないの」
「(小説ではない)それぞれの表現方法にも特有のエレガンスがあるわ、まったく言葉を使わないでいいとか」
(独自性のある本のプロモーションについて)
「観客を得ることは、アートを作ることの一部、自分の仕事の一部だとずっと考えてきた。プロモーションやマーケティングではなく、自分が苦心して用意したディナー・パーティに人が来てくれるように、適切な招待状を配ると云った方がいい。私自身、何か新しいことに飛び込むには、相手からのアピールや誘惑がちょっとばかり必要なタイプなの。だから私の本を買うのに躊躇する人の気持ちも分かるわ」
(水泳チーム」を書くために、実際に床で水泳の真似をしたということですが、この本に載っている小説で他に、実際に試した面白い体験は?)
「おかしなことに、私は人生のほとんどを実在しない人物に思い焦がれることに費やしてきたの。この追求は小説を書くことに役に立ったと思う」
 ミランダ・ジュライの小説といえば、ゼイディー・スミスが編集したアンソロジー、
「The Book of Other People」にも一編収録されている。
 その「Roy Spivey」を読んだ時のメモ。

 航空会社の手違いに怒った女子がファースト・クラスに通され、そこで偶然ハリウッドの有名な美男俳優の隣に座ることになる。
 フライト中に二人は軽口を叩く仲になり、特別な絆が生まれる(と、例によってジュライが描く主人公が勝手に思い込む)。
 最後に彼は彼女に自分(の子供のナニー)の携帯番号のメモを渡すが、用心して最後の数字は書かずにおく。
「暗記してくれ、最後の番号は“4”だよ」
 それからの人生、彼女は悲しいことや辛いこと、理不尽なことが起きると心の中で“4”と呟くようになる。
 父親が肺ガンで死んだときも“4”、
 自分の娘がトラブルに巻き込まれてメキシコから電話してきた時も“4”。 何年も経って久しぶりにメモを見つけて意を決して電話するが、もちろん不通になっている。
 俳優と仲良くなって舞い上がった主人公が、「私は彼のために両親を殺せるかしら?」と考えるところがおかしい。
それは彼女が男の子を好きになった時にかならず考えることで、答はいつだってイエスだったけれど、そこまで好きになった男子たちはみんな彼女のもとから去っていて、両親だけが今でも健在だ。
 年も取ってきて健康も心配だし、だんだん誰かのために両親を殺すなんて考えられなくなってきている。
 でも、万が一のため、彼女は心で「イエス」とつぶやく。
 私が小説家としてのミランダ・ジュライが好きなのはこういうところ。

2009年3月18日水曜日

営業報告

 Book Japanに新しい書評が載っております。
 今回はダン・ローズの
Anthropology:101 True Love Stories


 ピンクのジャケット、最高でしょ? タワー・ブックスで見かけて、ジャケ買いしたのを覚えています。キュートな男子にこんな本を持っていて欲しいなあ。
 今日、メイクの人に教えてもらったことですが、不況になるとピンクが流行るそうです。
 ピンクのネイルを塗ってもらいました。きれいー。


 ジャクリーンという百合咲きのチューリップ。ゴールド・ピンク。


2009年3月12日木曜日

営業報告

 現在発売中の「FRaU」のブック・コーナーに、岸本佐知子さん翻訳のミランダ・ジュライの小説、「ロマンスだった」が掲載されています。
 それでミランダ・ジュライにメールでインタビューさせてもらって、イントロの紹介文を書きました。
 女性誌やファション誌にこういう風に翻訳小説の短編が載るのって、とても素敵だと思います。「ロマンスだった」の内容と「FRaU」という雑誌の関係から、ドロシー・パーカーの「電話」の初出が「コスモポリタン」であったことを思い出しました。
 その「FRaU」で連載させてもらっている読書日記+「本の雑誌」の新刊ガイドレビューで取り上げたのは以下の本。

マイケル・トネロ
『おうちにバーキンを連れてって』
谷崎由依『舞い落ちる村』
和田誠
『本漫画』
キアラン・カーソン
『シャムロック・ティー』
ノーマン・ロック
『雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より』
スコット・フィッツジェラルド
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
ウィリアム・トレヴァー
『アフター・レイン』




『おうちにバーキンを連れてって』は、とある事情(読めば分かる)で、日本の女性誌やファッション誌ではあまり取り上げられることのない本なのだけど、こんなに面白くて楽しい本なのにもったいない!と思っています。みんな、お洒落でグルメで旅行好きで教養があって辛辣で気の利いた冗談が言えるゲイの友だちが欲しいと思わない? 『アグリー・ベティ』で一番好きなのは、マークとアマンダの意地悪お喋り話じゃない? てのかマークを友だちに欲しくない? そう思っている人にとって、『おうちに〜』は本当に楽しい読み物ですよ。(オカマ喋り一人称エッセイとしての)名作具合では『ワッキー・チックス』にやや劣るとはいえ。

「エル・ガール」では『トワイライト』公開記念でヤング・アダルト本の特集を担当しています。


2009年3月6日金曜日

営業報告

 Book Japanの「マイ・フェイバリット・フィッツジェラルド」に参加しました。私の担当は『夜はやさし』。参考にした『Making It New:The Art and Style of Sara and Gerald Murphy』はビジュアルブックとしても興味深く、『優雅な生活が最高の復讐である』(もう品切れなのか! 再版すべき)でマーフィ夫妻に興味を持った人ならばきっと楽しめる本です。マーケットプレイスで買うなら、造本が素敵なリブロポートのハードカバーの方をお勧めするべきかも。
 あと、この世界観が好きな人は、現在庭園美術館で開かれている「ポワレとフォルチュニィ」展をお見逃しなきよう。先月見に行ったのですが、ドレスの保存状態がいいことに感動した。体をつたう水のようになめらかなフォルチュニィのプリーツ・ドレスは、あんな風にくるくると丸めて帽子箱のようなパッケージに入れるのだな。だからあの繊細な生地が傷まずに残っているのか。




 プランタン銀座、エコール・プランタンの一日講座は現在受付中です。
 テーマは「女子の友情映画」。リンク先のpdfに3ページ目にくわしい情報が載っています。6月21日の14:00〜16:00で、受講料は三千百五十円です。
 電話でのお申し込みは03-3567-7235まで。

2009年3月5日木曜日

さよなら、finetune

 使っている人は気がついているだろうが、finetuneで使えなくなってしまった曲が増えている。リストに入れられないだけではなく、三十秒の試聴すら出来ない曲がほとんどだ。しかも急激な早さでこの傾向は進んでいて、一昨日リストに入れた曲が、今日別のリストに移し替えようとしたら使えなくなっていた…なんていうのがザラである。
 今日見たら、ジャケット写真も一切出ない状態になっていた。(追記3/6:その後、ジャケット写真は復旧した)
 多分、finetuneのような形態に申し立てが出来る状況が整ったのだろう。リストに入れた曲はまだ聞くことが出来るが、それも時間の問題なのではないかと思う。
 ひどい、とは言うまい。無料であれで聞かせてもらって、夢のようなシステムだった。あまりにうまい話だった。長く続くわけがない。存在は知っていたけれど、finetuneで初めて聞いたという曲も結構あって、収穫も大きかった。曲名のキーワードを入れて新しい曲を探す、というお遊びも出来たし、これで聞いて買った曲もある。(だから、三十秒の試聴だけでも続けるべきだったとは思うけどね)
 昨年の重大事件に「Muxtapeのあまりに短い全盛期」を挙げているアメリカの雑誌もあったっけ。
 そんな訳でありがとう、finetune。久々にDJや、ミックステープやCDを作る楽しみを味あわせてもらいました。
 私がきちんと作ったリストは二十一本。
 クレール・ドニの新作の予告に使われているのを聞いて(映画内のハイライトにかかるらしい。この作品は超見たい)、「Nightshift」を入れて新しいリストを作ろうとしたけれど、コモドアーズも既に全曲使えなくなっていたのだ。
 You Tubeでもオリジナル音源差し替えになることが多いし、どのように音楽と出逢うか、をまた考え直さないといけない。





35 Rhums予告編

2009年3月3日火曜日

乙女クラシック

 角川文庫の今回の復刊ラインナップはいいですね。
 何より、モンゴメリの
『青い城』が入っているのが嬉しい。




 (あと一回で一旦終わりの)読書会で初期に「小説/エッセイで読んだ理想の恋愛の形」という課題を出したところ、生徒さんの一人が持ってきたのがこれ。
 それ以降、(多分)読書会メンバーの間では定番となっています。
 私も大好きになってしまった。
 なので、この本についてのくわしいことは別のところで書く予定です。
 『赤毛のアン』〜『アンの愛情』の次に読むべきモンゴメリは、主婦になって子だくさんで小姑に苦しめられたり戦争に行く若者たちを鼓舞したりするその後のアン・シリーズではなく、この『青い城』なのです!
 どこかで緒川たまきさんも乙女たちにレコメンしていたよ。
 とあることをきっかけにそれまでの自分を一新して、やりたいことをやって、自由に豊かに生きることにした女性の物語。そして自分の「青い城」を他人に明け渡してはダメだというお話。
 「俗物を俗物として興味深く描く」ということにかけて、モンゴメリがジェイン・オースティンに劣らないことを示す小説でもある。ちょっと都合が良すぎるくらいのロマンスで読者をうっとりさせる手腕においても!

Vanity Fairのコメディ・イシュー


フラットパック以降のコメディアンたち…ということで、表紙を飾るのはアパトー組!
ポートフォリオも凝ってます。

2009年3月2日月曜日

営業報告

 少し先の話ですが、久しぶりにプランタン銀座のエコール・プランタンで一日講座をやります。

 テーマは「女子の友情映画」。リンク先のpdfに3ページ目にくわしい情報が載っています。6月21日の14:00〜16:00で、受講料は三千百五十円です。

 電話でのお申し込みは03-3567-7235まで。

赤めだか


 池袋コミュニティ・センターの私の読書会、この間のテーマは立川談春の『赤めだか』でした。
 肝に銘じておくべきところを抜き出しておこう。

「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。本来ならば相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。(中略)だがそんなことで状況は何も変わらない。よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」